淡島千景さんで思い出しましたが
先日 女優の淡島千景さんが亡くなりましたね
淡島さんの代表作として 映画「夫婦善哉」が
話題にのぼっていました
この映画の原作は
織田作之助の「夫婦善哉」なんですが
ここには 山椒昆布が登場します
夫婦善哉の舞台は 昭和初期の大阪ですから
昆布の街大阪らしく 昆布が登場するのは
自然な描写ですね
読んだことのない方のために
紹介させていただくと こんな風です
「---黒門市場の中を通り、路地へはいるとプンプン良い香いがした。
山椒昆布を煮る香いで、思い切り上等の昆布を五分四角ぐらいの大きさに細切りして
山椒の実と一緒に鍋にいれ、亀甲万の濃口醤油をふんだんに使って、
松炭のとろ火でとろとろ二昼夜煮つめる---」
とまあ こんな感じです (^^)
文学の香りと 山椒の香りがあいまって なるほど山椒昆布を
食べたくなりましたね (^^)