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織田作之助の「夫婦善哉」を読んでいたら
山椒昆布が食べたくなった と来店された方がいらっしゃい
ました
夫婦善哉といえば テレビの一般人の夫婦をゲストにした
トーク番組を知っていましたが
本当にそんな名前のお店が大阪にあり
織田作之助がその界隈を舞台にした小説を書いたことは
学校の日本文学の歴史で習い 暗記しましたね(笑)
大阪人のお茶漬け店長ですが 「夫婦善哉」を読んだことはなかった
ので いい機会だと 読んでみると
「ははーん ここかな」と思う 場所がありました
「---黒門市場の中を通り、路地へはいるとプンプン良い香いがした。
山椒昆布を煮る香いで、思い切り上等の昆布を五分四角ぐらいの大きさに細切りして
山椒の実と一緒に鍋にいれ、
亀甲万の濃口醤油をふんだんに使って、松炭のとろ火でとろとろ二昼夜煮つめる---」
というくだりです
文学の香りと 山椒の香りがあいまって なるほど山椒昆布を
食べたくなりましたね (^^)
作品の中では 角切の山椒昆布 が描かれていましたが
お茶漬け店長は 細切の山椒昆布も大好きです