konbuya2010-03-16



織田作之助の「夫婦善哉」を読んでいたら

山椒昆布が食べたくなった と来店された方がいらっしゃい

ました



夫婦善哉といえば テレビの一般人の夫婦をゲストにした

トーク番組を知っていましたが 

本当にそんな名前のお店が大阪にあり

織田作之助がその界隈を舞台にした小説を書いたことは 

学校の日本文学の歴史で習い 暗記しましたね(笑)



大阪人のお茶漬け店長ですが 「夫婦善哉」を読んだことはなかった

ので いい機会だと 読んでみると 

「ははーん ここかな」と思う 場所がありました

 

「---黒門市場の中を通り、路地へはいるとプンプン良い香いがした。

山椒昆布を煮る香いで、思い切り上等の昆布を五分四角ぐらいの大きさに細切りして

山椒の実と一緒に鍋にいれ、

亀甲万の濃口醤油をふんだんに使って、松炭のとろ火でとろとろ二昼夜煮つめる---」

というくだりです 



文学の香りと 山椒の香りがあいまって なるほど山椒昆布

食べたくなりましたね (^^)



作品の中では 角切の山椒昆布 が描かれていましたが

お茶漬け店長は 細切の山椒昆布も大好きです